今年の3月は「引っ越し難民」が発生する可能性!?

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今日(2018年2月11日)の気になるニュースは「今年の3月は『引っ越し難民』が発生する可能性!?」です。

3行にまとめると?

・引っ越し業界は人材流出や引っ越し依頼の集中により、人手不足が顕著になっている
・引っ越しが集中する3月後半から4月1週目は、料金がかなり上がる可能性が高い
・引っ越し会社から企業へ、転勤時期を3~4月の繁忙期からズラすよう要請を開始

引っ越し業界の人手不足と引っ越し時期の集中により、今年3月の異動時期に希望の日程で引っ越しできない、「引っ越し難民」が発生する可能性が出てきています。

人手不足の原因

人手不足の原因の一つ目は「宅配業者への人材流出」です。

Amazonなどのネット通販の急拡大により、ヤマト運輸など物流網が危機的状況に陥っていたニュースは記憶に新しいですが、その影響もあって宅配業者は積極的に社員(セールスドライバー)の募集を行っており、引っ越し業者から宅配業者への人材流出が進んだため、引っ越し業者の人手不足に拍車がかかっています。

引っ越し中堅の「アップル」では、昨年だけで約1割の社員がヤマト運輸などの宅配業者に転職するなどの事例も出てきています。

また二つ目の理由としては、荷物の運搬などを手伝う学生アルバイトが集まらないことも要因となっています。

引っ越し業者の話では、最近の学生は厳しい仕事を敬遠する傾向が顕著で、「1日1万3,000円で募集をかけてもなかなか集まらない」との事です。

他にも、引っ越し大手のアート引越センターでは、昨年春の引っ越し時期の受注を意図的に2割減らし、夏には業界大手で初めてとなる定休日を設けるなど、社員の働き方改革を勧めていて、その影響なども出てきています。

引っ越し業者の対策

引っ越し会社も何も行動していない訳ではなく、企業に対して転勤時期を3~4月の繁忙期からズラすよう要請を開始しています。

また宅配業者と同じく、人手不足の補充と社員への還元などを理由に、運賃の値上げを各企業に提案し始めています。

かい
この人手不足から、今年の3月は引っ越し業者間の競争による「割引キャンペーン」は行なわれなさそうなので、今年の引っ越し代金は上がりそうですね。 

※2018年2月12日追記
2月12日の日経新聞の朝刊で、福山通運も約15%の値上げについて掲載されていました。

・人手不足対策として2018年4月からの3年間で約300億円を投じる計画で、その原資として基本運賃を平均15%引き上げる予定
・2017年12月から全社員を対象に約2%の賃上げを実施済で、4月から一段の引き上げを検討中
・全国に約1万5千人いる運転手の数を増やす
・車両数の増加と、大型トラック100台導入による輸送効率化
・1,000戸分の社宅を新設・改修
・まとまった休みの取りにくい運転手でも7日間連続で休みを取れるようにするなど環境改善