日本一売れている経済誌(らしい)『ZAI』の増刊号である「めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った 株主優待で始める「株」入門」というMOOK(ムック)で、『優待株投資の6つの鉄則』について、書かれていたので紹介します。
基本的な内容が中心ですが、気が付くと忘れてしまっている内容ばかりなので、覚えておいて損は無い内容だと思います。
1)最終売買日を確認する
最終売買日=権利確定日の3営業日前なので、優待を受け取るには、最終売買日までに株式を購入する必要があります。
もし確定日が土曜日もしくは日曜日の場合は、金曜日に繰り上がりになり、最終売買日も金曜日を起点に計算されるので注意が必要です。
2)優待がもらえる単元株を確認する
単元株(最低購入株式数)が100株でも、優待の対象は300株からという企業もあり、優待がもらえる最低株式数を事前に確認しておかないと、株式だけを購入して、優待が貰えないという最悪の事態になる可能性があります。
3)権利確定日の直前に購入しない
人気の優待株は、権利確定日に近づくと高値を付ける傾向にあります。
そして、権利確定日の翌営業日以降に急落する傾向がありますので、直前に購入するのはリスクの高い投資方法となります。
優待目的で購入する場合は、少なくとも1~2ヶ月前までに購入しておくほうが安心です。
4)今期が赤字の企業は避ける
株主優待は、企業の株主への還元策として実施されていますので、赤字企業はその余裕が無い場合が多く、途中で株主優待を取りやめる企業もあります。
赤字企業は株価が下落する傾向がありますので、もし株主優待が中止された場合は、
株価の下落+優待廃止
という、ダブルパンチを受けるリスクがあります。
さらに、株主優待が廃止になると、優待目的で株式を購入している人が株を売るので、株価の下落にさらに拍車がかかります。
5)「株主優待+配当」で利回りを見る
業績が安定して株価の変動が少ない企業は、キャピタルゲイン(売却益)だけでなく、インカムゲイン(株主優待+配当)狙いで長期保有する戦略もありです。
そのため、利回りを見る場合は、回答だけでなく、「株主優待+配当」で見る必要があります。
また、優待の利回りは、優待がもらえる最低単元株が一番高くなる傾向がありますので、購入する株式数を決める際に参考にしてもらえばと思います。
6)株主優待の使用制限を確認する
株主優待の利用に関して、制限が設けられている場合があります。
例えば「ネット店舗での利用は不可」であったり、飲食店などで「週末の利用不可」などです。
一番使いたい時に使えないのは無意味ですので、購入前に確認しておきましょう。