仮想通貨の販売所であるbitflyer(ビットフライヤー)で、Bitcoin(ビットコイン)を購入する時のスプレッドがすごい!と話題になっていました。
スプレッドとは?
スプレッド(Spread)は金融用語で、異なる市場や限月での金利差や価格差のこと。
たとえば、運用金利(貸出金利)と資金調達金利(預金金利)の差やTTS(対顧客電信売相場)とTTB(対顧客電信買相場)の差をスプレッドと呼ぶ。 Wikipediaより引用
スプレッドという言葉は、主にFX(Foreign eXchange:外国為替証拠金取引)などで使われる事が多く、同じ時点で同じ通貨(例えば米ドル)を購入するのに必要な金額と、同じ時点で売却する金額の差分の事を指します。
ほとんどのFX業者では取引手数料が無料になっていますが、この差分(スプレッド)がFX業者の利益になります。
最近「バブルか?」などと話題のBitcoin(ビットコイン)で、日本での取引量が日本一のbitflyer(ビットフライヤー)で、このスプレッドが凄いことになっています。
今の表示レートで購入すると、1ビットコインを1,879,776円で購入できますが、売却すると1,618,205円でしか売却することができません。
まず無いと思いますが、ビットコインを購入直後に売却すると、それだけで26万円ほどの損失が出るという事です。
逆に言うと、この26万円がビットコインの取引所であるbitflyer(ビットフライヤー)の利益になります。
取引所は、基本的に自社の持っているビットコインを顧客に売却するのではなく、ビットコインを購入したい顧客と売却したい顧客をマッチングさせるのが主な業務なので、顧客がビットコインを購入(売却)すると、その時点でスプレッド分が利益になります。
Twitterで見つけたツイートでは、システムの不具合か画像加工されたのか分かりませんが、スプレッドが80万円以上空いていた時があったようです。
bitflyerのスプレッドwwwwwwwwww pic.twitter.com/ra0Ct9gBAe
— 青龍 (@BlTZENY) 2017年12月22日
大きな値動きで話題のビットコインですが、この隠れたリスクも考えて投資する必要がありますね。
2017.12.24追記
12月22日の1日だけでビットコインが29%の下落を記録しました。
日経新聞の記事では、「08年のリーマン・ショック時の日経平均株価の下落率(11%)や、英EU離脱投票のポンドの対円下落率(15%)など他市場の歴史的な急落の記録を超えた」との事です。
あまり覚えていなかったですが、リーマンショックの翌日の下落率は11%だったんですね。
それから考えると、29%は尋常な数字ではないのがよくわかります。
1,000万円投資したら、当日の終わりには290万円の損が出ている事になりますので。。。
取引所として、そのボラティリティ(上下の変動幅)リスクを軽減するためにスプレッドを広めに取っているのかもしれませんね。
おまけ
今回初めて知ったのですが、このbitflyer(ビットフライヤー)のイメージキャラクターに成海璃子(なるみりこ)さんを起用しているんですね。
公式HPより引用
昔、現在はUSENのグループ会社になっているGAGA(ギャガ)の株を持っていたので、株主優待で「ウォーターズ」という映画を2006年頃に見たのですが、その映画に当時14歳だった成海璃子さんが出ていて、すごく可愛かったのを覚えています。
ちなみに主演は、当時は今ほど売れていなかった、俳優の小栗旬さんでした。(小栗旬さんの人気がブレイクした「花より男子2 リターンズ」や「花ざかりの君たちへ」は、共に2007年放映です)
今「ウォーターズ」を検索してみたところ、
「夢に向かって前向きに生きる素人ホスト7人の友情を描く青春ホスト・ムービー」
という訳の分からない作品案内になっていました(笑
成海璃子さんがイメージキャラクターになっていたのも意外だったのですが、それが仮想通貨の取引所だったという方が驚きでした。
私も仕事で芸能事務所とやり取りしたことがあるのですが、ブランディングに非常に細かく、CMに出演している会社が倒産したりするとタレントの人気にも影響するため、CM出演先には非常に厳しいチェックをしているからです。
その分他の業種よりも高めの契約量になっていると思うのですが、一体どれくらいなのか知りたいです。。。