イタリアでも仮想通貨の流出が確認されたとのことで話題になっています。
イタリアの流出事件の詳細
流出が発覚したのはイタリアの仮想通貨交換会社「ビットグレイル(Bitgrail)」で、「Nano(ナノ)」と呼ばれる仮想通貨の流出が判明し、その流出額は1億7千万ドル(約184億円)にも上るとの事です。
詳細はまだ不明ですが、経営者とみられる人物がTwitterに
「資金は盗まれている。顧客に返金することはできない」
と投稿したことで広く知られるようになったとの事です。
なんともはや。
潔いというか、何というか・・・
ネットでは「この経営者自身が持ち逃げしたのでは?」という憶測も飛び交っています。
仮想通貨の現状
昨年のビットコインの爆騰に続き、今年1月にコインチェックから「NEM(ネム)」が流出したことで大きな話題になった仮想通貨ですが、その注目度に反して、価格は下落傾向が続いています。
「NEM(ネム)」は、流出発覚時と現在の価格を比べると約半分にまで下がっています。
金融庁によるコインチェックへの立ち入り検査や業務改善命令など、政府機関も介入してきており、昨日は日銀の黒田東彦総裁が、
「仮想通貨ではなく、仮想資産(クリプトアセット)という言い方に変えるべき」
と発言し、決済手段としては懐疑的な見方を示しました。