送料分ポイント還元の「楽天プレミアム」が2020年11月30日で終了だと!?

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楽天市場で購入した商品の、送料分のポイント還元などが受けられる「楽天プレミアム」が、2020年11月30日で終了する事が決まりました。

Amazonや楽天で買い物をする事が多いので、私もプレミアム会員に先日加入したのですが、いきなりのサービス終了告知で驚きました。

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楽天プレミアムとは?

「楽天プレミアム」は、楽天の提供する会員制サービスで、特典としては主に下記の3つがあります。

1)楽天市場の送料分相当をポイントで還元
2)楽天グループのサービス購入でポイントアップ(楽天TV、楽天トラベル、楽天ブックス)
3)会員限定クーポンの提供

詳しくは下記記事をご覧ください。

楽天プレミアムが1か月無料だったので登録してみた感想
先日、楽天市場で購入しようと思った商品が送料別の商品で、送料(600円)を合わせるとAmazonの価格とあまり変わらない値段になるのでどうしようかと思っていたら、いつの間にか始まっていた「楽天プレミアム」というサービスで送料分をポイント還元...

「楽天プレミアム」サービス終了に関する案内文

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※前書き省略

この度、2020年11月30日(月)をもちまして、楽天プレミアムの新規ご登録ならびに更新の受付を、停止することとなりました。
2020年12月1日(火)以降、楽天プレミアムの新規登録、および更新の手続きが行えなくなります。
本サービスにつきまして、変更がある場合はあらためてご案内させていただきます。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承のほどお願いいたします。

本メールの内容についてご不明点、ご質問等ございましたら、お手数ですが以下のお問い合わせ先にご連絡いただきますようお願いいたします。

12月1日以降は、楽天プレミアムの新規登録が出来ないようになり、すでにプレミアム会員の人は、更新手続きが出来なくなるので、更新日をもってプレミアム会員の退会扱いになるようです。

サービスを終了する2つの理由(推測)

サービスが終了する事になったのは、下記の2つの理由があると思います(私個人の推測です)

1)有料会員への転換率が想定よりも低かった
2)還元ポイントが、当初の想定よりも大きくなりすぎた

有料会員への転換率が想定よりも低かった

一つ目の理由は、有料会員への転換率が想定よりも低かった事だと思います。
※有料会員への転換率とは、無料期間が終了して有料登録になったユーザーの割合の事を指します。

多くのユーザーが、無料お試し期間だけの利用で有料会員にならなかったため、サービスとして継続していくことが難しくなった可能性が高いのではないかと思います。

実際、楽天プレミアムの特典を見ても、送料分のポイント還元を除けば、楽天の一部サービス(TV・トラベル・ブックス)で購入する際のポイント1%上乗せと、数少ないクーポンの提供だけでは、年会費3,900円を出してまで継続する価値は低いと思います。

還元ポイントが、当初の想定よりも大きくなりすぎた

2番目の理由は、楽天が負担する還元ポイントが、当初の想定よりも大きくなりすぎた為だと思います。

楽天は、2020年3月18日(水)から、税込3,980円以上の購入で送料無料にする方針を打ち出し、多くの楽天ショップからの反対により公正取引員会の立ち入り検査が入る騒ぎになりましたが、このことからも、楽天市場に出店しているショップで送料が有料の店舗が多く存在する事がわかります。

さらに、数年間からのネット通販の拡大による運送費の高騰もあり、無料から有料に切り替える店舗も増えているかもしれません。(送料は500円ほどにして)

その結果、楽天が負担する還元ポイントが当初の想定よりも大きくなりすぎた為、サービスの継続が困難になった可能性があります。

また、1番目の理由でも書きましたが、この特典内容で年会費を払って有料登録を続けるのは、無料期間に解約するのを忘れたか、よほどの楽天のヘビーユーザーだと思われます。

そして、そのヘビーユーザーなら、1回500円まで+月10回の上限まで購入する事も多いと思われるため、楽天にとって多くの利益を生む優良顧客であるはずのヘビーユーザーに、多くのコストがかかる事になり、採算が悪化した可能性が高いと思います。

また、これは完全に私の想像ですが、不正を働くショップもあったのではないかと思います。

不正を働くショップの例

例えば、ショップ運営者が知り合いに依頼して楽天プレミアム会員に無料登録してもらい、単価の安い商品で送料500円の商品を購入してもらうとします。

販売価格にかかる楽天のシステム利用料(手数料)は、スタンダードプランでは2.0~4.5%なので、仮に1,000円の商品の場合、一番高い4.5%でも45円になります。

知り合いなので実際には商品は送らず、500円の還元されたポイントを山分けすると、手数料を除いても1回あたり200円ほどの利益が出ます。

1か月あたりの上限回数は10回なので、200円×10回の2,000円

多くの知り合いに頼めば、2,000円×人数分のポイント還元があるので、増えれば増えるほど利益が増えることになります。
(実際には、楽天もその可能性を認識していて、チェックしていると思いますので、計画通りには進まないと思いますが)

まとめ

色々と書きましたが、Amazonと違ってネックになっていた楽天の送料問題が少しでも軽減されるのは間違いないです。

まだ加入していない人は、10月末日までに会員登録すれば、1か月間は無料会員として3つの特典を受け取ることができるので、登録してみるのも良いと思います。(もし楽天のヘビーユーザーなら、10月末ギリギリに登録すると、11月末に更新できて、2021年10月末までと、一番長く送料分のポイント還元のメリットを享受することができます。)

楽天プレミアム
https://premium.rakuten.co.jp/promotion/

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