テンバガー(ten-bagger=10倍株)の見つけ方

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※これはテンバーガー。。。

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テンバガー(ten-bagger=10倍株)とは?

「バガー(bagger)」は野球用語で、「塁打」を意味します。
野球中継でよく言われている「二塁打」「三塁打」の「塁打」の事で、1試合で合計「十塁打」を放つような大活躍した選手のイメージから作られた造語です。(三塁打×2打席、二塁打×2打席など)
アメリカのウォール街で使われ始め、世界中に広まりました。

著名投資家の「ろくすけさん」は、信用リスク保証を行う「イーギャランティー(東1・8771)」など3銘柄でテンバガーを達成し、2019年にアーリーリタイア(FIRE)を実現しました。
また、会社員投資家の奥山月仁(おくやま つきと)さんは、とんかつチェーン店を展開する「かつや」のアークランドサービスホールディングス(東1・3085)など4銘柄でテンバガーを達成して数億円の資産を築くなど、成功している投資家の大半はテンバガーの獲得を経験しています。

10倍株に共通するポイント

テンバガーになった株に共通するポイントは下記になります。
※「日経マネー2021年4月号より

1)売上と利益が毎年増加している
急激に売り上げを伸ばす企業は、勢いが長続きしない。少しずつでも業績拡大している企業の方が望ましい(ろくすけさん)

2)地味な業種に属している
「大化け株は地味な業種の中から出現する事が多い」(奥山月仁さん)

3)創業者が経営するオーナー企業
オーナー経営者は会社への愛着が強く、成長に対する意欲も強いため。

4)時価総額が100億円未満
時価総額が小さい頃の方が業績の伸びしろが大きく、テンバガーになりやすい傾向。

5)上場してから3年以内
上場間もない頃は時価総額が100億円以下に収まって言うことが多く、上記4番目と関係が深い。

新規上場したIPO株などは、公開後から株価が低下傾向になる株も多いが、公開から半年を経過しロックアップ期間終了後の株式売却後からは、上がる傾向となる株も多いので、そのタイミングでの購入なども良いかもしれない。

今後のテンバガーが出現しやすいテーマ(2021年度版)

1)ヘルスケア
2020年度は「ワクチン」「治療薬」がテーマだった。
今後(アフターコロナ)は、「非接触医療」の普及に向けた規制緩和が進展する可能性が高く、「ヘルステック」に注目が集まる可能性あり。
また、予防に関する意識が高まったことにより、健康家電なども継続的に売れていく可能性。

2)DX(デジタルトランスフォーメーション)
テレワークや非接触型の営業など、企業業務のデジタル化促進(DX)は今後も大きなテーマであり続ける可能性が高い。
テレワークの定着が進みそうなので、勤怠管理システムやリモート会議システム、システム導入のためのコンサル業務などの需要も高まりそう。

3)脱炭素
環境問題を重視するバイデン大統領の就任を受けて、温暖化ガス抑制に向けた動きが世界中で進んでいて、日本でも2050年までに温暖化ガス排出量を実質0にする方針を打ち出すなど、今後は脱炭素化の流れが強まる可能性が高い。

テーマのメインは、EV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)になると思われる。

主に国の政策としてや業界全体で本腰を入れて取り組む施策の方が、動くお金の規模が大きくなり、企業の業績への影響が大きくなり、その分テンバガーも生まれやすい状況となる。

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