「体は資本」と言われるように、人生において健康は非常に重要な意味があります。
どれだけお金を持っていても、健康でなければ旅行も行けませんし、病気によっては美味しいものを食べることも出来ません。
「健康は全てではないが、健康がないと全ての意味が無い」
というドイツ語のことわざにあるように、健康は生活の上で欠かすことのできないもので、多くの大富豪も健康には気を使っています。
「健康」というと「ダイエット」と結びつける人も多いですが、先日のデータでは、日本は先進国の中で一番痩せている人が多いという結果も出ており、世界の統計から言うと日本人は痩せすぎているそうです。
それでも若い女性を中心に、「痩せたい」という願望は非常に強く、ダイエット食品やサプリの市場は、非常に大きい市場になっています。
そんなダイエット至上主義の日本に、一石を投じる書を先日読みました。
その本は「フィット・フォー・ライフ」という本です。
著者は米国でカリスマ的人気を誇る栄養科学カウンセラーのハーヴィ・ダイアモンド氏で、1985年に初版が発売されて以来、今日までに世界で1000万部以上が刊行されたロングセラー本になります。
フィット・フォー・ライフの基本的な考えは、下記の5つになります。
1)水分
毎朝水を500ml飲み、1日で合計2リットル以上の水を飲むようにする
そうすることで、栄養分と腐敗物の体内循環を良くすることができるため。
2)朝食
朝食は出来るだけ果物だけにする。
消化にエネルギーが費やされてしまうと、脳の回転が落ちてしまうため。
3)食事
野菜や果物中心の生活にする。
野菜は消化が良く、栄養素も多く摂取できるため。
4)避けるべき食品
アルコールや加工食品、揚げ物や食品添加物が含まれるものを避ける。
これらは健康にも悪く、脳の回転が著しく落ちるため。
5)食べ方
よく噛んで食べ、消化の良いものから先に食べる
栄養を素早く摂取できるようにするため。
著者は、「人間は元々果食動物だったのだから、まずは果物を中心としたメニューを構成せよ」と提案しています。
さらにダイエットについては、「私たち人間のあらゆる行動のなかで、最も効果がなく奇妙な行為」と批判し、本の後半では1日3食、4週間分の理想のメニューを公開しています。
豊かで幸せな人生を満喫するためにも、土台となる健康の重要性はどんどん高まっています。
一過性の物ではなく、日々日頃から注意を払って生活していくことが重要です。
まずは野菜と果物中心の朝食から始めてみましょう!