話す言葉に注意を払うと全然違う結果になるという話

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普段はあまり気にかけませんが、言葉の使い方や順番を変えたり、理由を追加するだけでも、大きく印象や結果が変わるというお話です。

言葉の使い方を変える

昔読んだことのある「ことばのご馳走」という本に書いてあった話ですが、喫茶店でカップルが飲み物を注文する時に彼氏が彼女に、

「何飲む?」

と聞いたら彼女が、

「コーヒーでいい」

と答えたそうです。

最初読んだ時は特に何も感じなかったのですが、この本の作者の金平敬之助さんは、

「なぜ『コーヒーいい』ではなくて、『コーヒーいい』と言わないのか」

というコメントをされていました。

そのコメントを読んで、確かに『コーヒーでいい』と言われるよりも『コーヒーがいい』と言われた方が、注文する側もされる側も気分が良くなるな、と感じて、読んでから10年以上経ちますが、未だに記憶に残っているほど印象深い話でした。

言葉の順番を変える

また別の例では、ギャグ漫画の「パタリロ」に載っていた話を紹介します。

ある人を説明する紹介文で、

彼は酒飲みだけれど、家族思いだ

彼は家族思いだけど、酒飲みだ

では、同じことを言っていますが、人物像の受け取り方は正反対になるという話がありました。

最初の言い方では「ダメな所もあるけれど、本当は良い人」という印象を受けますが、後の言い方だと、「良い点もあるけれど、本当はダメな人」という印象を受けます。

このように、話す順番を変えるだけでも、その人の印象は大きく変わります。

理由をつけて依頼する

他にも理由をつけるだけで説得力が大きく変わる例もあります。

例えばコピー機を借りたい場合、

コピー機を借してください

というよりも、

コピーがしたいので、コピー機を貸してください

理由を説明した方が貸してくれる可能性が高まる、という研究結果が出ています。

同じように、鉛筆を借りる際には、

鉛筆を貸してください

よりも、

この書類に記入したいので、鉛筆を貸してください

と言った方が、借りられる可能性が高まります。

コピー機にしても鉛筆にしても、「コピーをするため」「記入するため」と言うのは常識的には当り前なのですが、言葉として説明されるとなぜか説得力が増すという結果になっています。

まとめ

この例で分かるように、言葉の使い方や順番変更、理由を説明するだけでも大きく印象や結果が変わるので、効果を期待する時や結果が必要な時に、是非活用してみて下さい。