金は道具である
金は道具である。
道具に支配される者などいない。
だが、道具はできるだけ多く持っている方がいい。
ユダヤの格言です。
この他にも、「金銭は無慈悲な主人だが、有益な召使いにもなる。」というものもあります。
人はお金持ちを尊敬するのではなく・・・
人はお金持ちを尊敬するのではなく、持っている金を尊敬する。
金持ちが富を自慢しても、それをどう使うか分かるまでは尊敬してはならない
ソクラテス(古代ギリシャの哲学者)
「本棚をみると、その人の人となりがわかる」という言葉もあるように、お金の使い方にもその人の人格が大きく反映します。
会社の上司にも、飲み会などでもお金を極力出さないように行動する人がいますが、その人は小銭を守る代わりに「信用」という大きな財産を失っているのかもしれません。
お金は使い方が難しく、また人間性を一番求められる場面だと思います。
品位あるお金の使い方を心掛けたいものです。
お金を稼ぐことは簡単だが・・・
お金を稼ぐことは簡単だが、それを持ち続けることは難しい
「悪銭身に付かず」という諺(ことわざ)とは少し違いますが、その金額にふさわしい器が無いと、すぐにそのお金を失ってしまいます。
宝くじで大当たりした人が、数年以内にかなりの確率で破産もしくは貯金ゼロになることを考えると、非常に納得できる格言です。
死ぬときに大金を持っていることは・・・
死ぬときに大金を持っていることは不名誉なことだ。
アンドリュー・カーネギー(アメリカの実業家)
私の尊敬する人物でもある、アンドリュー・カーネギーの言葉です。
「鉄鋼王」の別名も持ち、日本製鋼が買収すると発表して話題になった「USスチール」の創業者の一人でもあります。
彼はこの言葉の通り、生前にその莫大な資産の大半を図書館や教会のオルガンなど公共施設に寄付しました。
そこからつけられた綽名(あだな)が「お人よしアンディ」です。
彼の人柄を表している、素晴らしい綽名だと思います。
また世界的に著名なコンサート会場の「カーネギーホール」は、彼の寄付で建てられたためその名を冠して現在も世界中の音楽家の憧れの場所となっています。
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