ゴーン社長が「日産リバイバルプラン」を発表して、改革に着手していた頃の話です。
当初は日本流の経営方針を尊重するため、会議などは全て日本語で行って翻訳者をゴーン社長が付けていたそうなのですが、どうも会議内容に理解が出来なかったそうです。
ゴーン社長が質問したことに対して期待している内容の返答がなく、質問を繰り返していくうちに時間だけが過ぎていって、会議の終了時間になっていたそうです。
その原因としてゴーン社長は、日本語の『曖昧さ』に原因があると考えて、会議での公用語を完全に英語に切り替えたそうです。
英語は主語の次に動詞が来る『結論部分』を先に説明する言語なので、会議など結論が重要な場面では最適言語です。
英語に慣れていない参加者が多く、曖昧な表現になる修飾語など使えないのでシンプルな会話になり、誤解の無いスムーズな会議運営になったということでした。
確かに『検討します』『調査中です』『~を模索しています』など、その場しのぎで、責任の所在と期限がはっきりしていない会話をよく会議で聞くな・・
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