人は考えていることと違う行動をする!?

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以前に食器メーカーが今後の商品開発の参考のために、10人程の主婦を招いて座談会を行いました。

その議題の中で「今一番欲しい食器皿の色は?」というアンケートがあり、一番人気は『赤』色のお皿、一番不人気は『白』色のお皿でした。

『赤』は食欲中枢を刺激し、食欲を増進する効果があるといわれていますので、学術的にも裏付があり、また、その効果を狙って、和菓子などのネット通販などで商品を載せる風呂敷を赤にしているサイトも良く見かけます。

その後座談会が終了後し、お礼として様々なお皿の中から1枚だけ好きなお皿を自由に持って帰れるようにしていたのですが、その結果を見て主催者は大変驚きました。

参加者の大半は、『赤』色の皿ではなく、『白』色の皿を持って帰っていたのでした。

ユーザーは自分の欲しいものをイメージ・表現するのは難しく、目の前に現れて初めて欲しいかどうかが分かるという、いい例だと思います。

そして、この食器メーカーの後日談です。

座談会での会話では、赤色の皿を使用したイメージは非常に良かったけれど、実際に皿を持って帰れる状況となると現実に引き戻され、どんな料理にも合う使い勝手のいい白色を持って帰ったと主催社側では予想しました。

そこで赤色の皿のニーズはあるが、自宅用に購入するには抵抗があると仮説を立て、ギフト商品としてセットにしたところ、売上を大きく伸ばしたとのことです。

潜在的なニーズを読み取ることに成功した良い例だと思います。

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