仕事中心の生活に疲れた人に読んでもらいたい本

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私の好きな本の一つに『余命1ヶ月の花嫁』という本があります。

この本を原作として2009年に榮倉奈々さん、瑛太さん主演で映画化されたので、知っている人も多いのではないかと思います。

乳がんのため、わずか24歳の若さで亡くなった長島千恵さんの最期の一か月を密着取材したドキュメンタリー作品で、50万部以上のヒットとなっています。

長島千恵さんは若年性乳がんが判明し、抗がん剤治療を続けた結果、乳房の切除という女性にとって大きな決断をしました。

手術は成功したものの、その後がんの転移が判明し、若い分がん細胞の増殖も早かったこともあり、あっという間に余命告知を受けるまで悪化してしまいます。

所処に出てくる千恵さんのコメントに、心打たれるものが数多くあったのですが、一番感銘を受けたのは、

あなたに明日が来ることは奇跡です

という言葉です。

毎日毎日仕事中心の生活をして、仕事が終わると家に帰ってご飯を食べて、お風呂に入って寝る。

そしてまた朝になったら会社へ向かい、毎日同じことの繰り返しをする。

そんな生活をしていると幸せを感じることは余りありませんが、よく考えると、翌朝目が覚める保障など何もないことに気づきます。

他のがん患者さんの本に「もう二度と目が覚めないかもしれないから、寝るのが怖い」というコメントあり、それまで考えたことがない事だったので、読んでいてショックを受けたことを今でも覚えています。

ガンが日本人の死亡原因の1位にも関わらず、(私を含め)ほとんどの人が「自分はガンにはかからない」という、根拠のない自信を持って生きているのではないかと思います。

「夜寝て、翌朝ちゃんと目が覚める」という日々繰り返されている奇跡に感謝して毎日生活すると、世の中の出来事や周りの人への対応など、色々と良い方向に向かうかもしれません。

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