「幸せの神様」から学ぶ本当の幸せとは?

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人は誰でも「幸せになりたい」と思って生きていると思いますが、「あなたにとって幸せとは何?」って聞かれたら、何も答えられない人のほうが多いのではないかと思います。

「幸せ=お金持ち、経済的成功」と考える人も多いと思いますが、ニュースなどを見ていると、お金がある事で逆に不幸な結果になっていることの方が多い気もします。(不幸になったからこそ、ニュースで取り上げられている側面はありますが)

ある本に、幸せについて考えさせられる「幸せの神様」の話が載っていましたので紹介します。

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幸せの神様

幸せの神様と出会ったある男が、自分を幸せにしてくれるようにお願いします。

神様はその熱心さに関心し、その男に人生で大切なものを順番に1~10番まで挙げるよう伝えます。

候補として挙げるものは、家族や友人などの「人」や「お金」、自宅などの「物」でも、大切にしているものであれば何でも良いとのことでした。

その男は家族や友人、車や時計など、大切にしているものを10番まで上げて神様にリストを渡します。

神様はそれを受け取り、内容を確認してこう言いました。

「それでは、10日以内にお前を幸せにしてやろう。また10日後に来るので楽しみにしておれ。」

そう言って幸せの神様は消えてしまいました。

その男は10日後が待ちきれない気持ちで家に帰りました。

そして10日後。

再度幸せの神様が現れる、とすぐにその男は神様に言いました。

「私は、今、世界一幸せな気持ちです。神様ありがとうございます。

神様と別れたあと、家に帰ると妻と娘が交通事故にあったとの連絡が入り、病院に駆けつけるとすでに息を引き取っていました。

さらにその2日後に両親が病気で相次いで亡くなり、信じていた友人には裏切られ、大切にしていた車と時計は盗まれ、家は火事で燃えてしまうなど、信じられないような災難がこの10日間に立て続けに起こりました。

でも、このすべてが夢だとわかった時の幸せな気持ちは、今でも忘れません。

神様は微笑んで言いました。

お前は今のままでも十分幸せなんだよ」と。

現状の幸せを当然と思い、その幸せを顧みずに別の幸せを求めている自分に気づかされたお話でした。

メーテルリンクの童話「青い鳥」でも、遠いところまで探しに行って見つからなかった「幸せの青い鳥」は、残念な気持ちで帰ってきた家の鳥かごにいたという結末で終わっています。

お金や名声などばかりを追い求めるのではなく、今の自分にあるものを見つめ直して感謝する気持ちを忘れないようにしたいものです。

英語で「現在」を表す単語が「Present(プレゼント)」というように、今生きていること自体が神からの「贈り物」なのですから。

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