エンタテイメントの本質とは?

※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ミュージシャンの小室哲哉さんは著書の中で、
「僕は自分の中でエンタテイメントという事柄を反芻するたびに行き着く思いがある。
それは”驚かせたい”衝動だ。」(「告白は踊る」より )
と言っています。

「エンタテイメントの本質は”サプライズ”だ。」 
というのは、以前に先輩から教わった言葉です。
その時にこんな話を聞きました。

ハリウッドの有名俳優のダニー・デビートは、売れなかった頃に多くのオーディションを受けていたが、彼はハンサムでなく背も低くて太っていたので、なかなかオーディションに通らなかった。
そこで今までのやり方では「サプライズがない」と感じた彼は、ある考えを思いついて次のオーディションに臨んだ。
彼はオーディションの部屋に入り台本を渡されると、審査員の前でいきなりこう叫んだ。

「こんなチンケな役やってられるか!!」

そう言って台本をクシャクシャにして床に投げつけると、肩を怒らせて部屋を出て行った。
突然のことに部屋にいた審査員がポカンとしていると、彼は何もなかったかのように部屋に戻ってきてこう言った。

「今の私の演技はどうでしたか?」

彼はこのオーディションに合格し、役者としての第一歩を踏み出して、現在の地位を築き上げていった。

想像しなかったアプローチを受けることにより、人は「驚き」、「疑問」を感じ、そして「納得」するのだと思う。

営業でも「驚き」→「疑問」→「納得」の流れになるようにプロモーションを仕掛けていけば、売り上げもユーザーの反応も今まで以上に良くなるだろう。

エンターテイメント業界で働くものとして、「サプライズを演出できているか?」だけは日々チェックしていきたいと思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました