素早い決断

お金の考え方

大富豪に共通している資質として、「素早い決断」が挙げられます。

直感か思考か

よく、『幸運の女神には前髪しか無い』と言われます。

 

これは、幸運の女神が前から来て通り過ぎる時、すぐに前髪を掴まないと、横や後ろには髪の毛が無いため、掴むことが出来ずに「幸運を逃してしまう」という喩え話から来ています。

つまり、即断即決で、「まずは行動してみる」ことが重要だ、という事を教えてくれています。

 

実際、成功している経営者や起業家、エンジェル(投資家)などの決断は、驚く程早いです。

例えば、社長就任後19期連続で増収増益に導いた、トリンプ・インターナショナル・ジャパンの吉越浩一郎元社長などは、その代表的な経営者です。

 

吉越社長は、社長在任中に毎朝始業1時間前から全社的な「早朝会議」という会議を行っていました。

この会議には課長以上は原則全員参加で、1議案に付き、検討する時間は「わずか2分だけ」です。

その2分間で、疑問点や見込みなどのヒアリングを行い、2分後には実行するか、却下するか、再提出させるかの決断を下していました。

 

これはソフトバンクの孫正義社長も同じで、Twitterでユーザーから改善要望などが上がると、孫社長が内容を確認して、会社として実行する価値があると判断したら、

「やりましょう」

もしくは

「検討します」

と、リプライして、部下の社員に実行を指示します。

そして、その進捗状況をソフトバンクの公式HPで公開して、一般ユーザーでも確認できるようにしています。

 

孫正義「やりましょう」進捗状況

孫正義 @masason 「やりましょう」進捗状況
孫正義 @masason がTwitterで「やりましょう」「検討します」「できました」とつぶやいた案件への対応状況をまとめています。

 

また他の例として、元ライブドアの社長であるホリエモンこと堀江貴文社長の判断の早さも有名です。

堀江社長は仕事術で何冊も本を出版するほど効率化には定評がありますが、世界中の人がバイヤーになれる「BUYMA(バイマ)」を運営する、株式会社エニグモの共同最高経営責任者である田中禎人氏と須田将啓氏が、エニグモのスタートアップ時に資金が必要となり、プレゼンを堀江社長に行っていた時に、プレゼン資料をパラパラとめくった堀江社長が、

 

「面白いと思うので、やりましょう」

 

といって、プレゼンがまだ途中の時点で決断をして、その決断の早さに二人を非常にビックリさせたという話が残っています。

 

また、日本だけでなく海外の例では、今ではIT業界の雄であるGoogleも、当然スタートアップ時があり、ユーザーの増加によるサーバーの増強の必要性などから、投資家(エンジェル)を探していました。

そして知り合いの大学教授のつてで大物投資家にプレゼンする機会をもらって会いに行きましたが、当の投資家は非常に忙しく、急遽出かける必要が出来てしまったため、クルマに乗るまでの間にプレゼンを行いました。

 

するとその投資家は、

 

「面白いと思うので投資したいけど、今日は時間がないので、とりあえず10万ドルの小切手を渡しておくよ」

 

といって、10万ドルの小切手をGoogleの創業者であるラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏に渡したそうです。

その投資資金を元に、サーバーの増強などを行った結果、現在のGoogleの大発展の礎となりました。

 

この投資家の例は非常に稀(まれ)なケースだと思いますが、この投資家は、この投資により、ITバブル崩壊の影響でそれまで投資していた企業の8割が倒産したにも関わらず、Google1社だけで、全ての損失をカバーできるくらいの巨額の利益を得たとの事です。

 

アップルの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏も、

 

『何日間も考えた結果と、直感で考えた結果を比べると、直感で考えたほうが正しいことが多かった』

 

言っています。

 

時にはじっくり考えることも重要ですが、殆どの場合では、即断即決で行動に移すほうが、成果に繋がりやすいという結果が出ているようですね。